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初めて教会にいらした時に

 分からないことやお困りのことがあればお気軽にまわりの信徒にお尋ねください。ご希望があれば、ミサや教会行事に少しでもご不安なくご参加いただけるようお手伝いさせていただきます。

日曜日のミサにいらっしゃいませんか

カトリック教会では、教会でおこなわれる礼拝をミサと呼びます。ミサは日曜のほかに信者同士の結婚式、葬儀、追悼など重要なときに捧げられます。それはイエス・キリストの死と復活を記念して行うもので、私達もまたキリストの復活にあずかることができることから感謝の祭儀ともいわれます。

ミサは大別して「ことばの典礼」と「感謝の典礼」から成り立っています。「ことばの典礼」でははじめに旧約聖書の一節がよまれ、ついで詩篇を皆と共に歌い、そのあと新約聖書の中にある使徒の書簡が読まれます。その後、司祭が福音書の一節を朗読し、それについての説教がおこなわれます。 「感謝の典礼」ではパンとぶどう酒と献金が奉納され、司祭によってパンとぶどう酒はキリストの御体と御血に変化され、そのあと、信徒はその御体と御血をいただきます。これを聖体拝領といいます。

ミサは全世界のカトリック教会でおこなわれ、同じ聖書の箇所が読まれ、同じように聖体拝領がおこなわれます。これによって全世界の信徒はキリストを頭とする兄弟姉妹・一つの家族になるのです。聖体拝領は英語ではcommunionといいます。comは共に、unionは一つになるということなのです。あなたが信者になり、外国でミサにあずかったとしましょう。その国の言葉が分からなければ、司祭の説教は理解できないかもしれません。しかし、ミサは全世界同じ形で進められますから、あなたは充分についてゆくことができます。そして、聖体をいただくことによりあなたはその国の共同体(教会)の一員でもあることを体感し、家に帰ったような気がすることでしょう。ミサに行くことは、まさに父の家に帰ることなのです。

初めての方はミサに来られてもなかなかついてゆくことが難しいかもしれませんが、初めて来られた時は案内係にお申し出下さい。案内係はあなたと共にミサにあずかり、ミサのご案内をいたします。

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